ロードバイクの盗難対策について-盗まれないためにできることは?
ロードバイクに乗っている中で最も警戒すべきなのが「盗難」です。一般的なママチャリなどと比べても高価な部類に入るロードバイク。ハイエンドなモデルになると100万円を超えるものも珍しくなく、駐輪するだけで盗難のリスクが高まってしまいます。
大切な愛車を盗まれないためにもロードバイクに乗る人はしっかりした盗難対策をしなければなりまりません。
今回はロードバイクの盗難対策に役立つアイテムや盗難被害に遭わないために意識すべきことなどを詳しくまとめていきます。
自転車盗難被害の現状
警視庁が発表した情報によると平成30年の自転車窃盗の発生件数は35,394件といわれています。年々減少傾向にある自転車窃盗ですが、それでも年間3万台以上の自転車が盗まれていると考えると油断はできません。
また、自転車窃盗の発生場所の割合を見てみると住宅が約40%、道路上が約25%、駐車場・駐輪場が約25%を占めているそうです。意外にも住宅の敷地内で自転車の盗難に遭うケースが多いようです。
そして、盗難に遭った自転車のうち57.6%が無施錠の状態であったというデータも発表されています。
「警視庁-自転車盗の発生状況-」より
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/kurashi/higai/guard/bicycle_bohan.html
ロードバイクの盗難を防ぐアイテム
これだけ多くの自転車盗難の被害が発生しているだけにロードバイクは特に注意を怠ることはできません。隙のない盗難対策を行った大切な愛車を守っていきましょう。
ここでは、ロードバイクの盗難を防ぐのに有効なアイテムと効果的な使い方をまとめていきます。
街中の駐輪では丈夫な鍵を使う
街中での移動にロードバイクを利用している人も多いでしょう。お店などに入る際、駐輪をするときには必ず施錠をすべきですが、使用する鍵も丈夫なものでなければ盗難対策を効果的に行うことができません。
施錠によって防げる盗難もありますが、中には鍵を破壊してロードバイクを盗むといった被害も存在します。
そのため簡単には破壊されない丈夫な鍵を使う必要があるでしょう。
通常自転車の鍵といえばワイヤーを使ったものが一般的です。しかし、それでは少し心許ないでしょう。丈夫さを求めるのであれば頑丈な「チェーンロック」や「U字ロック」がおすすめです。
重量的に持ち運びは大変になりますが、それでも防犯性能は抜群です。移動距離の少ない街中での移動であれば丈夫な鍵を携帯しましょう。
「ABUS チェーンロック」
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また、施錠方法にも工夫が必要です。
ワイヤーロックなど長さのある鍵であれば、前輪・後輪・フレームをくぐらせう「地球ロック」と呼ばれる施錠方法を行うと効果的です。また、鍵をロードバイクだけではなく、周辺の固定物にとおすことで車体ごと盗まれるのも防げます。
サイクリングでも携帯性の高い鍵を使用する
長距離のサイクリングではチェーンロックなどの重たい鍵を携帯するのは避けたいところです。しかし、鍵をもたずに走るわけにもいかないので、携帯性の高いコンパクトな鍵を使ってみましょう。
例えば、こちらの商品のように軽くて最低限の施錠ができるものであれば、サイクリングでも邪魔になりませんし、施錠によって盗難を防ぐことができます。
鍵以外で盗難防止に役立つアイテム
鍵だけでは100%ロードバイクを盗難被害から守ることはできないでしょう。自転車盗難の手口も巧妙化しており、中には専用の工具を使用してあっという間に鍵を破壊されてしまうことだってあります。
絶対に愛車を盗まれたくないという人は鍵以外の防犯アイテムも使っておいた方がいいでしょう。
例えば、盗難防止用の「アラーム」はおすすめです。こちらはロードバイクに取り付けることで、駐輪中に振動などが車体に加わったのを検知してアラーム音が鳴るというものです。
「BKLN TOOLS」
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また、GPS追跡ができるアイテムもおすすめです。GPS機能を利用することでロードバイクが移動したのを検知してスマホなどに通知することができます。
「AlterLock」
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こういったアイテムを使った防犯性能を高めていきましょう。
ロードバイクの盗難被害に遭わないために意識すること
店内から見える場所にロードバイクを駐輪する
サイクリングなどの休憩で飲食店やコンビニなどに入る際は、可能な限り店内からロードバイクが見える場所に駐輪するのがおすすめです。やはり車体が見えているほど安心なことはありませんよね。
お店によって駐輪場所や席などはさまざまなですが、ある程度自由がきくようでしたら自分から見える場所に駐輪してください。
長時間の駐輪を避ける
やはり駐輪時間が長くなるほど盗難のリスクは高まります。なので、できるだけ長時間の駐輪は避けた方がいいでしょう。
室内保管も重要
最初の方に触れましたが自転車窃盗の約40%が住宅の敷地内で発生しています。そのため自宅の自転車置き場やマンションの駐輪場にロードバイクを保管するのはそれだけでリスクを高めてしまいます。
やはりロードバイクは劣化防止だけではなく、盗難防止のために室内保管をすべきです。
パーツの盗難にも注意
人によっては車体全体だけではなく、パーツだけが盗まれるリスクがあります。特に高価なホイールを使っている人は注意しましょう。ロードバイクは簡単に分解ができる構造になっているため、ホイールの取り外しも数秒でできてしまいます。
中には30万円以上するようなホイールを使っている人もいますが、そういった人ほどパーツの盗難に注意しなければなりません。
「地球ロック」で施錠する。取り外しのできるライトやサイクルコンピューターなどは駐輪時に外して持ち歩くなど警戒が必要です。
まとめ
ロードバイクが盗まれてしまうとショックが大きいだけではなく、戻ってくる可能性も低いため金銭的にもダメージがでかくなってしまいます。しっかりとした盗難対策を行って大切な愛車が盗まれてしまわないようにしましょう。