自転車ロードレースを観戦するときのマナーについて解説

自転車ロードレースを観戦するときの基本的なマナーを解説

それでは、自転車ロードレースを観戦するときの基本的なマナーを解説していきます。

意外に知らないこともあるので、初めて自転車ロードレースを観戦する際にはチェックしておきましょう。

選手に触れない

沿道と車道という近い距離感で観戦できるのが自転車ロードレースの魅力ではありますが、憧れの選手が目の前を通るからといって手を伸ばして触れようとするのはNGです。

落車の原因に繋がるのはもちろん、選手にとっても迷惑になってしまいます。

フェンスの内側で観戦する/コース上に身を乗り出さない

コースと沿道をフェンスや看板で仕切っている場合には、必ずフェンスの中から観戦するようにしてください。

フェンスなどがなくてもコース上に身を乗り出して観戦すると、選手と衝突して落車や事故に繋がってしまいます。

自転車ロードレースでは、大人数の選手が集団を形成するため、道幅いっぱいまで位置取りをして走っています。

ほんの少しであってもコース上に身を乗り出していると接触するリスクが高まるので注意してください。

コーナー付近ではアウト側で観戦する

プロの自転車ロードレースでは、できるだけ減速を抑えてコーナーを曲がり切ろうとします。

インを攻めたギリギリの走りをしてくるため、コーナー付近でイン側に立っていると選手と接触する可能性があるのでアウト側で観戦するようにしてください。

ただし、アウト側であっても曲がり切れなかった選手がぶつかってくる可能性もあるので油断は禁物です。

カメラで撮影をするときの注意点

選手たちをカメラで撮影するときは、必ず周囲の安全を確認してください。

特に、望遠レンズなどを使う場合、カメラ本体がコース上にはみ出していると選手と接触する危険性があります。

また、カメラのファインダーを除き続けていると周囲の状況が把握できませんし、選手との距離感を見誤ってしまうこともあるでしょう。

旗などは必ず手に持って観戦する

選手やチームを応援するために、旗などを使う場合は必ず手に持っておくようにしてください。

コース上に落下すると落車の原因にもなってしまいます。

チームカーなどの関係車両にも注意

自転車ロードレースではロードバイクだけでなく、チームカーやサポートカー、メディアのオートバイなど、さまざまな関係車両もコース上を走っています。

自分が観戦している場所にまだ選手は来ない場合であっても、関係車両が通る可能性があるので、十分な注意を払いながらコース上を横切る際は案内の人の指示に従ってください。

ゴミは持ち帰る

自分で出したゴミは持ち帰るか、指定の場所に捨てて観戦場所を綺麗にしてください。

ポイ捨てやゴミの放置などが目立ってしまうと、落車の原因に繋がることもあります。

【参考：TOJ-Tour of Japan-「観戦時の注意」】http://www.toj.co.jp/?tid=100987