夏のサイクリング後に生じるかゆみを防ぐ方法
夏のサイクリングでたくさんの汗をかいて帰宅した後に身体のかゆみがひどくなった経験をしたことがある人も多いはずです。
紫外線や汗が皮膚のかゆみが生じる原因にもなっており、気温の高い夏場のサイクリングでは顕著になります。
そこで今回は夏のサイクリング後に生じるかゆみを防ぐ方法を解説します。
夏のサイクリングでかゆみが生じる原因

夏のサイクリングでかゆみが生じる原因としては主に以下の3つが挙げられます。
①紫外線によるダメージでかゆみが生じる
②汗をたくさんかいたことで生じる「汗疹(あせも)」
③長時間のライドで「汗かぶれ」が生じる
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
紫外線によるダメージでかゆみが生じる
夏場の強い紫外線によって皮膚が炎症を起こすことでかゆみの原因に繋がります。
長時間のサイクリングで日焼けをすると、肌が痛くなったり、かゆくなったりしますが、その原因は紫外線によるダメージです。
皮膚が軽いやけどのような状態になっているため、痛みやかゆみといった症状が生じます。
日焼け止めを使ったり、アーム/レッグカバーを使って肌を露出しないなどの日焼け対策が必要です。
汗をたくさんかいたことで生じる「汗疹(あせも)」
夏のサイクリングでかゆみが生じる原因の1つに「汗疹(あせも)」が挙げられます。
汗疹(あせも)は、大量の汗をかくことで汗の管がつまり、肌の内部に汗が溜まることで炎症を引き起こす症状のことです。
この炎症がかゆみの原因となっており、表面的には皮膚に赤いぶつぶつが多くみられます。
汗をかいたときに蒸れやすく、ウェアなどで皮膚とこすれる場所にできやすいと言われています。
長時間のライドで「汗かぶれ」が生じる
汗疹(あせも)だけでなく「汗かぶれ」によってもかゆみが生じることがあります。
汗かぶれは、汗に含まれる塩分やアンモニアの刺激によって皮膚がかぶれる症状のことです。
ヒリヒリ・チクチクとした感覚のかゆみが生じ、患部には部位全体が赤くなるのが特徴です。
夏のサイクリングのかゆみを防ぐ方法を解説
夏のサイクリングのかゆみを防ぐ方法としては以下の5つが挙げられます。
①帰宅後はすぐにシャワーを浴びる
②スキンケアをして肌を保湿する
③通気性と速乾性の高いウェアを使用する
④かゆみがひどい場合は軟膏を使用する
⑤ライド前にクリームを塗って摩擦を軽減する
実践してかゆみを抑えてみてください。
帰宅後はすぐにシャワーを浴びる
かゆみの原因の多くはサイクリング中にかいた汗なので、帰宅後はできるだけすぐにシャワーを浴びるようにしてください。
また、長時間のライドであれば定期的に汗拭きシートなどで汗を拭き取るのもおすすめです。
汗が皮膚に長時間残ったまま過ごすのを防ぐような行動を心がけてください。
スキンケアをして肌を保湿する
肌のバリア機能が落ちると紫外線によるダメージが大きくなってしまいます。
さらに、シャワーを浴びて身体を洗うと皮膚を保護する成分も洗い流してしまうため、シャワーを浴びた後はきちんとスキンケアをして肌を保湿してください。
また、肌に栄養を届けるための食事や疲労を回復させるための睡眠も重要になります。
通気性と速乾性の高いウェアを使用する
汗をかいて皮膚が蒸れたり、身体が濡れた状態が長時間続いたりすると、かゆみの原因となってしまいます。
そのため、できるだけ通気性や速乾性に優れたサイクルウェアを使用して、身体をドライに保てるようにしましょう。
かゆみがひどい場合は軟膏を使用する
汗疹(あせも)などでかゆみがひどい場合には、軟膏を使って治療を行ってください。
市販の軟膏でも十分ですし、かゆみが強い場合にはステロイド軟膏を使ってみましょう。
それでもかゆみが治らない場合は皮膚科を受診してください。
ライド前にクリームを塗って摩擦を軽減する
ライド前にシャモアクリームを塗ってウェアと皮膚の摩擦を軽減することでかゆみを防ぐという方法もあります。
摩擦によって皮膚が荒れて、かいた汗による刺激でかゆみの原因に繋がるため、皮膚への負担を抑えるためにクリームを使ってみてください。
特に、レーパンのパッドが当たる部分や擦れやすい裾や腰の部分などにつかうのがおすすめです。
まとめ
夏のサイクリング後に生じるかゆみの原因と防ぐ方法を解説しました。
主な原因は「汗」と「紫外線」が原因なので、ライド前後での対策が重要となります。
出発前は日焼け止めやクリームなどを使った対策を行い、帰宅後はすぐにシャワーを浴びてスキンケアをしましょう。