飛行機で輪行をする方法
サイクリングイベントやレースに参加したり、憧れのサイクリングスポットで走ったりするために飛行機輪行がしたいと思っている方は多いはずです。
電車や新幹線では行きにくい場所でもサクッと移動できるので便利ですよね。
しかし、普段から電車で輪行をしている方にとっても飛行機での輪行はハードルが高く感じるはずです。
「自転車って荷物として預けられるの?」「梱包ってどうやるの?」など、さまざまな疑問が思い浮かぶでしょう。
そこで今回は飛行機輪行の方法について解説していきます。
飛行機で輪行する手順

まずは飛行機で輪行する手順について解説していきます。
大まかな手順としては以下の通りです。
①自転車を輪行袋に梱包する
②手荷物カウンターで預ける
③搭乗→到着空港で受け取り
意外に思うかもしれませんが、飛行機で輪行をする場合でも手続き自体は一般的な手荷物とそこまで変わりません。
では、それぞれの手順を確認して飛行機輪行の方法を理解していきましょう。
自転車を輪行袋に梱包する
まずは自転車を分解して輪行袋に梱包します。
輪行袋には「ソフト」「ハード」の2種類がありますが、電車での輪行で使うようなソフトケースでも大丈夫です。
もちろんハードケースならしっかりと自転車を保護することができますが、サイズ規定の問題なども出てくるので、手軽に輪行するならソフトケースで行いましょう。
外せるパーツは取り外して、できればタイヤの空気を抜いた状態にしておくと安心です。
手荷物カウンターで預ける
搭乗前の手続きは一般的な手荷物と同じで、受付カウンターで行います。
航空会社側としても自転車の輪行はそこまで珍しくないようなので、荷物の中身を確認するだけで済みます。
JALやANAであれば20kg以内の手荷物は無料で預けられるので、追加の費用がかかることもありません。
ただし、自転車は横向きにされて運ばれるので、どちら側を下に向けるのかを考えて自転車を梱包してください。
輪行袋にどちらを上面にするか分かるように明記しておくのもおすすめです。
ディレイラーが下敷きになって破損したり、ディスクホイールが曲がったりしないよう注意しましょう。
搭乗→到着空港で受け取り
後は、そのまま飛行機に登場して到着空港で自転車を受け取ります。
手荷物受け取りカウンターで自転車を受け取って組み立てればサイクリングスタートです。
飛行機で輪行する時のチェックポイント
飛行機で輪行をするときは以下の4つをチェックしてみてください。
①自転車を適度に保護しておく
②現地で空気を入れる方法を確保する
③航空会社(特にLCC)の手荷物規定をチェックする
④工具類などが持ち込み禁止になっていないか確認する
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
自転車を適度に保護しておく
ソフトケースで輪行をする場合はパーツなどの破損を防ぐためにも適度な保護をしておくようにしましょう。
チェーンやディレイラー、スプロケットなどを保護するカバーを使用したり、下側にして地面と設置する部分には緩衝材を取り付けたりしましょう。
現地で空気を入れる方法を確保する
飛行機に乗せた際のバーストを防ぐために輪行時にはタイヤの空気圧を抜くのがおすすめですが、その場合には現地で空気を入れる方法を確保しておきましょう。
携帯ポンプを所持している人は多いかもしれませんが、それだと高い空気圧を入れることはできませんし、CO2ボンベについても時間が経つと空気が抜けてしまいます。
空気を全部抜く必要はないので走行可能な範囲で空気圧を下げて、現地の自転車店などでポンプを借りるなど対策を考えておきましょう。
航空会社(特にLCC)の手荷物規定をチェックする
JALやANAであれば預け荷物についての規定も分かりやすく、自転車についても無料で運べるケースがほとんどです。
しかし、LCCの場合だと荷物を預けるだけで料金が発生するので、LCCを利用する場合は手荷物に関する規定をあらかじめチェックしておきましょう。
工具類などが持ち込み禁止になっていないか確認する
工具類やCO2ボンベについては大きさによって危険物と見なされて預け入れや持ち込みができないケースもあるので規定をよく確認しておきましょう。
サイズや形状が航空会社の規定を満たしているかをチェックして持っていってください。
まとめ
飛行機で輪行をする方法について解説しました。
ハードルが高いイメージが強い飛行機輪行ですが、手順を確認すると意外にシンプルで簡単なことが分かるはずです。
梱包のコツさえ掴めば気軽にできるので、さまざまな場所でサイクリングを楽しみたい方はぜひ飛行機輪行をマスターしてみてください。