コラム

自転車向け駐輪ロッカー「B-Cocoon(ビーコクーン)」を紹介

行った先でさまざまな観光地やグルメなどを楽しむのはサイクリングの醍醐味の1つですが、何かと不安になるのは駐輪時の「盗難リスク」ですよね。

高価なロードバイクほど盗難の被害に遭いやすいですし、目を離すこともできないのでゆっくりと休憩をしたり、買い物を楽しんだりもできなくなってしまいます。

そこで2021年に誕生したのが自転車専用駐輪ロッカー「B-Cocoon(ビーコクーン)」です。

高価なロードバイクでも安心・安全に一時的な駐輪ができるため、サイクリングを楽しむ幅をより広げる可能性を秘めています。

今回は自転車専用駐輪ロッカー「B-Cocoon(ビーコクーン)」について紹介します。

自転車専用駐輪ロッカー「B-Cocoon(ビーコクーン)」とは

B-Cocoon_02

「B-Cocoon(ビーコクーン)」は、東電タウンプランニング株式会社が開発した自転車専用の駐輪ロッカーです。

観光地や公園周辺などの街中に設置してロードバイクなどの高価な自転車を収納することができる縦型のロッカーになっており、常時施錠が可能になっているため盗難リスクもありません。

2021年5月の「BICYCLE CITY EXPO 2021〜自転車まちづくり博〜」に出展されたことで注目を集めました。

2022年には一部地域での実証実験もスタートしており、本格的な導入に向けて積極的な動きを見せています。

2022年より各地で実証実験を開始

2022年4月27日から埼玉県川越市にて「B-Cocoon(ビーコクーン)」の実証実験がスタートしました。

川越市内のコインパーキングに設置されており、現地を訪れた人であれば誰でも気軽に利用できるようです。

2022年度中には関東県内を中心に数十台を設置する計画も立てられており、今後は埼玉県の「道の駅かぞわたらせ」や神奈川県の「江ノ島」にも置かれるそうです。

B-Cocoon(ビーコクーン)の使い方

B-Cocoon(ビーコクーン)は、専用アプリをスマホにダウンロードして使います。

アプリを通じて会員登録を行うことで、時間貸しの駐輪ロッカーとして利用できます。

駐輪ロッカーは、スマホに送信される暗証番号と機械式の施錠の2重ロックになっているため、防犯性も極めて高く、ロードバイクだけでなくヘルメットやシューズなども収納することができるようです。

利用時もスマホで駐輪ロッカーのQRコードを読み取るだけなので、対面でのやり取りも必要ありません。

料金は30分200円となっており、それ以降は10分100円で利用でき、支払いはアプリ上で登録したクレジットカードで行います。

『B-Cocoon(ビーコクーン)』https://apps.apple.com/us/app/b-cocoon/id1564372395

※iOSアプリのみ

B-Cocoon(ビーコクーン)があれば観光や食事が気軽に楽しめる

B-Cocoon_01

B-Cocoon(ビーコクーン)のような駐輪ロッカーが全国的に普及すれば、サイクリング中でも気軽に観光や食事を楽しむことができるでしょう。

自転車で走るだけでなく、目的地に到着したら自転車を安全な場所に預けて、歩きながら観光地を散策するのも楽しいですし、レストランやカフェでゆっくりと休憩することもできます。

愛車から目を離しても不安を感じることがないという点も大きいですね。

商用電源がなくても運用できるため設置のためのハードルが比較的低いため、今後各地で積極的に導入される可能性もあるでしょう。

まとめ

観光地や街中でも安心して自転車を駐輪できる「B-Cocoon(ビーコクーン)」について紹介しました。

コンビニでちょっとした物を買うために駐輪するだけでも不安になるような人にとっては有難いサービスではないでしょうか。

今後このようなサービスが普及していけば、自転車で走るだけのサイクリングだけでなく、観光地をゆっくりと歩き回ったり、カフェでゆったりとした時間を過ごしたりといったさまざまな楽しみ方もできるようになるはずです。

これから各地で実証実験が行われていく予定になっているので、サイクリング中に見かけた方はチェックしてみてください!

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