コラム

簡単にできるセルフメンテナンス「注油」でロードバイクの走行性能を維持しよう!

ロードバイクのセルフメンテナンスは簡単にできるものから本格的な作業までさまざまあります。

中でも、初心者の方でもやっておきたいおすすめのメンテナンスが「注油」です。

定期的に注油をすることでロードバイクの潤滑性能を維持することができ、スムーズな走りを取り戻すことができます。

注油をする/しないで走り具合の変化に大きな違いがあるので忘れずにやっておきたいですね。

今回はそんなロードバイクのセルフメンテナンス「注油」について詳しく解説していきます。

「注油」の効果について

注油

「注油」はロードバイクにおける基本的なメンテナンスの1つです。

金属製のチェーンなど、注油をすることで滑らかに動くようになります。逆に、注油をしないとギシギシとした走り具合になってしまい、サビや汚れの原因にもなってしまいます。

軽快な走り心地を維持することができますし、パーツをアップグレードするよりも効果的なので初心者からでもやっておきたいメンテナンスです。

「注油」の前にクリーニングをしっかりしよう!

注油のやり方を解説する前に下準備となる「クリーニング」についても知っておきましょう。

ロードバイクで走っているとチェーンやスプロケットが黒く汚れることがあります。

この状態に注油してしまうとさらに汚れてしまうことになり効果も薄いので注油前にクリーニングをしておく必要があります。

該当箇所をしっかりと綺麗にしてから注油をするようにしてください。

「チェーン」の注油を解説!

まずは、注油の基本でもある「チェーン」について見ていきましょう。

クリーニングを行ったチェーンに注油してから走ると、見違えるような走行感を得ることができるのでおすすめです。

では、注油のやり方やポイントを1つ1つ見ていきましょう。

チェーンの1コマずつに注油する

チェーンに注油する際は、チェーンの1コマ1コマに油を指していくようにやっていきましょう。

潤滑性能を維持する上で重要なのは、チェーンの内部にオイルが染み込むことなのでできるだけ丁寧にやってみましょう。

1コマずつ油を指していき、チェーン1周分を行えば十分です。

ギアにオイルを馴染ませる

チェーンが触れるギアにもオイルを染み込ませておく必要があります。

この場合、別途注油をするのではなく、クランクを回転させながらチェーンについたオイルを馴染ませるようにしていきます。

クランクを回しながらギアを変えていき、一通りオイルを馴染ませてください。

しばらく放置する

注油が完了したらしばらく放置をしてオイルをしっかりと染み込ませましょう。

注油のポイントは表面にオイルを付着させるだけではなく、内部にまでしっかりと行き渡らせることが重要なので、ある程度時間を置くことが重要です。

注油をしたら30分程度放っておきましょう。

余分なオイルを拭き取る

最後に、ウエスやいらない布などでチェーンを拭き、余分なオイルを取ってください。

余分なオイルが付着していると、走った時に遠心力でオイルが飛び散ってしまいフレームを汚してしまったり、チェーンを汚れやすくしたりするので注意が必要です。

チェーン以外に注油が必要なパーツは?

チェーン以外に注油が必要なパーツは?

注油はチェーンだけでなく、その他のパーツにも行うとさらに効果的です。

各パーツの潤滑性能を高めることで、走行性能を維持したり、ブレーキングやギアチェンジをよりスムーズに行えるのでおすすめです。

では、注油をした方がいいパーツについて詳しく見ていきましょう。

ディレイラー(フロント/リア)

ディレイラー部分に関しては、パーツが動く際の支点(ピポット)に中をしていきましょう。

さらに、リアディレイラー に関してはプーリーの軸に注油することで走りをスムーズにすることができます。

ブレーキ/ワイヤー

ブレーキキャリパーに関しても支点(ピポット)部分に注油をしてあげると効果的です。

ただし、ブレーキシューにオイルが付着すると逆効果なので注意してください。

また、ブレーキワイヤーとパーツが擦れる部分にも注油をしてみましょう。

シフトレバー

レバーを握った状態で内部の支点(ピポット)部分に中をしてみましょう。

ブレーキ/シフトレバーの動きをスムーズにすることができます。

注油しない方がいいパーツは?

ロードバイクの動く部分やパーツ同士が擦れる部分に注油することで動きをスムーズにすることができますが、逆に注油をしない方がいいパーツもあります。

【注油をしない方がいいパーツ】
・BB
・ホイールハブ
・ヘッドパーツ

これらのパーツには内部にグリスが使用されており、注油をするとグリスが溶け出してしまうことがあります。

なので、上記のようなパーツには注油せず、メンテナンスについてはお店に任せた方がいいでしょう。

まとめ

ロードバイクの注油について解説しました。

潤滑性能を取り戻し、各パーツがスムーズに動くロードバイクに乗ると、まるで新品のような快適さが得られるので非常におすすめです。

初心者の方はチェーンへの注油を基本に2週間?1ヶ月程度の頻度でやってみましょう。

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