世界の過酷なヒルクライムスポットを紹介
日本でも「ふじあざみライン」や「箱根峠」など過酷なヒルクライムスポットがありますが、世界にはさらにスケールの大きな厳しい上り坂があります。
坂バカと呼ばれるヒルクライム好きの方には「一度は走ってみたい」と思うかもしれませんし「さすがにこれはちょっと…」と躊躇するかもしれませんね。
そこで今回は世界の過酷なヒルクライムスポットを紹介します。
Dante’s View(ダンテズ・ビュー)(アメリカ)
Dante’s View(ダンテズ・ビュー)は、カルフォルニア州にある峠道で全長65km、最大勾配13%、獲得標高1,785mのヒルクライムスポットです。
距離の長さはもちろんなのですが、より過酷さを際立たせているのが夏場に49℃まで上がる気温です。
勾配自体は全体的になだらかなものの、高すぎる気温によって体力が奪われてしまうでしょう。
『Dante’s View(ダンテズ・ビュー)』https://www.youtube.com/watch?v=-RIDNuGc2I0
カルドゥン・ラ(Khardung La)(インド)
カルドゥン・ラ(Khardung La)は、インドにある山道で世界で最も高い位置にある車道と呼ばれています。
全長は39kmで最大勾配5%とプロフィール上はそれほど厳しくもないのですが、頂上が近づくに連れて舗装路がなくなります。
さらに、標高が2400m以上にもなるため高山病にも注意しなければなりません。
『カルドゥン・ラ(Khardung La)』https://www.youtube.com/watch?v=U8N4m_2XJgI
パッソ・デッロ・ステルヴィオ(Passo dello Stelvio)(イタリア)
パッソ・デッロ・ステルヴィオ(Passo dello Stelvio)は、イタリアにある峠道で全長24.3km、最大勾配14%の厳しいプロフィールを持っています。
ジロ・デ・イタリアでも採用されるコースは、何重にも折り重なったヘアピンカーブを上っていくため、険しさと共に登り切ったときの絶景が魅力です。
『パッソ・デッロ・ステルヴィオ(Passo dello Stelvio)』https://www.youtube.com/watch?v=1hDj23a9y1c
ハードノット・パス(Hardknott Pass)(イングランド)
ハードノット・パス(Hardknott Pass)は、イングランドにある短い峠道で、全長2.6kmしかないものの、最大勾配33%というパンチの強さが特徴です。
ツール・ド・フランスで登場したこともある峠道で、勾配30%を超える上りが続く中で行き着く暇もなく走り続けなければなりません。
『ハードノット・パス(Hardknott Pass)』https://www.youtube.com/watch?v=9PDVFsHijgk
モン・ヴァントゥ(Mont Ventoux)(フランス)
モン・ヴァントゥ(Mont Ventoux)は、ツール・ド・フランスでお馴染みのヒルクライムスポットで、全長21.8km、最大勾配11%を誇っています。
数々の名勝負を繰り広げた山でもあり、頂上付近は森林限界で草木が生えない異様な後継が広がっています。
『モン・ヴァントゥ(Mont Ventoux)』https://www.youtube.com/watch?v=Pu6BrVuTZw0
パッソ・インターナシオナル・ロス・リベルタドーレス(Paso Internacional Los Libertadores)(チリ/アルゼンチン)
パッソ・インターナシオナル・ロス・リベルタドーレスは、チリとアルゼンチンを跨ぐ峠道で、全長25km、最大勾配14%のプロフィールを持っています。
頂上は標高3,800mとなっており、コース途中では国境を跨ぐため検問所を通過しなければなりません。
『パッソ・インターナシオナル・ロス・リベルタドーレス(Paso Internacional Los Libertadores)』https://www.youtube.com/watch?v=vPz-vUCWciM
Alto de l’Angliru(アルト・デ・ラングリル)(スペイン)
Alto de l’Angliru(アルト・デ・ラングリル)は、スペインにある山道で通称「アングリル」としても親しまれています。
ブエルタ・ア・エスパーニャでもお馴染みで全長17.7km、最大勾配23%という過酷なプロフィールで、数々の名勝負を生み出してきました。
頂上に向けて斜度が10%→20%と尻上がりに険しくなっていきます。
『Alto de l’Angliru(アルト・デ・ラングリル)』https://www.youtube.com/watch?v=Ro2mk0xXwvc
まとめ
世界の過酷なヒルクライムスポットを紹介しました。
日本にはないスケールの大きさが感じられるスポットばかりでしたね。
いつか行ってみたいと思っている方は、まずは動画でどんなコースなのかをチェックしてみてください。