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サイクリング中の風対策を解説!風向きや風速に応じて乗り方を工夫してみよう!

サイクリング中で最も大きな負担として挙げられるのが「風」です。

休日にいざサイクリングに出かけようと思ったら、行きも帰りも向かい風でツラい思いをしたことがある人も多いでしょう。

天気は快晴なのに風が強い日は乗るのを断念してしまう人もいるはずです。

そこで今回はサイクリング中の風対策について解説していきます。

風向きや風速に応じてより快適に走るためのポイントをマスターしていきましょう。

向かい風/横風の中で走るときの注意点

横風の中で走るときの注意点

サイクリング中に抵抗となる風としては「向かい風」と「横風」の2つがあります。

追い風が吹けば最高なのですが、そう都合よく風に乗って走ることはできませんよね。

また、風の影響によって、ただツラいだけでなく危険を招くこともあるため注意しなければなりません。

向かい風の中を走るときの注意点

向かい風の中を走るのは誰もが嫌ですよね。ただでさえスピードに乗れない上に、ペダルがいつも以上に重たくなって体力も消耗してしまいます。

いくら頑張っても進んでいる感覚が得づらくなってしまうので、モチベーションを保つのも難しいでしょう。

だからといってオーバーペースで頑張ってしまうと体力が持たなくなってしまうでしょう。

スピードが出ずに気持ちが乗らないのはわかりますが、体力の消耗を考えると向かい風の中では、ペースを抑えて軽いギアで無理せず走るのが無難そうです。

じっくりと耐えて風向きが変わるのを祈ってください。集団走行の場合は隊列を組んで先頭交代を繰り返しながら走ってみましょう。

横風の中を走るときの注意点

向かい風はただツラいだけでシンプルなのですが、横風の場合はツラい上に「危険」が伴ってきます。

横から風に煽られると車体のバランスを崩してしまいますし、車道走行だと自動車が走る中央付近に寄ってしまい事故を起こしてしまう可能性もあるでしょう。

特に、ディープリムホイールのように横から見た時の面積が大きいロードバイクだと、より横風に煽られやすくなります。

車体が煽られてしまうのはどうしようもないのですが、煽られた際にバランスを崩さないようにしなければなりません。

上半身に適度な力を入れて、多少の力が横から加わってもバランスを保てるようにしてください。

風の中を走るときのポイント

風の中を走るときのポイントは以下の4点です。

  1. ①空気抵抗を意識したフォームで走る
  2. ②ギアを落としてヒルクライムのような感覚で走る
  3. ③上半身を安定させて煽られないようにする
  4. ④ネガティブな気持ちにならない

意識することで少しでも風の中を快適に走れるようにしてみてください。

空気抵抗を意識したフォームで走る

風が強い日はより空気抵抗を意識したフォームで走るのが重要です。

前方から吹く向かい風の場合、上体を下げて前傾姿勢をとりながら、前面投影面積を小さくすることで風の影響を減らすことができます。

また、前傾姿勢をとるだけでなく、脇を締めて縮こまったようなフォームにすることで空気抵抗を小さく抑えられるでしょう。

もちろん過度な前傾姿勢はパワーと安全性を犠牲にしてしまうので、自分の実力や柔軟性に見合ったフォームで走ってみてください。

ギアを落としてヒルクライムのような感覚で走る

風の中を走る時は無理をして踏むよりも、ギアを落としてヒルクライムのような感覚で走った方が消耗が抑えられます。

慣性の法則が効きにくい風の中での走りはヒルクライムの状況と似ているので、上り坂を走るような感覚で走ってみましょう。

上半身を安定させて煽られないようにする

横風の中を走る際は安全に最大限配慮した走りが必要になってきます。

ハンドルをしっかりと握って、腕に力を入れることで横風に煽られてもバランスを保てるような乗り方を意識しましょう。

体幹を使って車体をコントロールする意識も重要です。

強い横風だと、気を抜いた瞬間や給水をするためにハンドルから片手を離した瞬間に煽られて危ない思いをすることもあります。

ディープリムホイールを使っている人は特に注意をしてください。

ネガティブな気持ちにならない

向かい風や横風の中を走るサイクリングはテンションが下がってしまいますが、ネガティブな気持ちにならないことも重要です。

その日の天気やルートによっては1日中向かい風ということもよくあるので、ツラい風の中でもポジティブな気持ちを持って走るようにしてください。

「良いトレーニングになる」「ダイエット効果が高そう」など、気持ちを切り替えて走ってみましょう。

天気予報の使い方をマスターしよう!

天気予報の使い方をマスターしよう

向かい風や横風の中をできるだけ走りたくない人は「天気予報」を積極的に活用しましょう。

天気予報を使って走るルートを決めることで、ツラい風を避けながら快適に走れるかもしれません。

天気予報の「風」をチェックする

天気予報を見る時は、1日の天気や温度だけでなく「風向き」もチェックしてみてください。

自分が住んでいる場所の風向きを調べてみると「南の風」や「北東の風」「西の風日中南西の風海上では西の風やや強く」などが書かれてあります。

これを参考にした上で、例えば「南の風」であれば南から風が吹いてくるので、スタート地点から北上するようなルートで走ってみるのがおすすめです。

風予測を使ってルートを決める

より細かく風を避けて走るのであれば「風予報」を活用しましょう。

風予測をチェックすると1日の風向きを地点ごとに調べることができます。

時間帯ごとの風向きの変化も調べられるので、風向きを細かくチェックしながらできるだけ追い風の中を走れるルートを決めてみてください。

「Yahoo!JAPAN 天気・災害:風予測」

まとめ

風の中を走る時の注意点やポイントを解説していきました。

向かい風や横風はただツラいだけでなく、危険を伴うこともあるので事故や落車を防ぐためにも、しっかりと確認しておきましょう。

風との付き合い方を覚えていきながら、天気予報を効果的に活用して風の影響を最小限に抑えるルートで走ってみてください。

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