大阪府が実施する「世界一長い名称」のプロジェクトとは？
大阪府では2024年2月から自転車の安全利用を目的とした「ジテシラProject」がスタートしました。
「ジテシラProject」というのは略称らしいのですが、何と正式名称は「世界一長いプロジェクト名」だそうです。
今回は大阪府が実施する「世界一長い名称」のプロジェクトを紹介します。
大阪府が実施する世界一長い名称のプロジェクトとは？
大阪府が2024年2月からスタートする「ジテシラProject」とは、自転車の安全利用に関する情報発信を行うプロジェクトなのですが、正式名称は以下の通りです。
【正式名称】
『じてんしゃに乗ったら気持ちいいし、エコな移動手段として注目されてるけど、意外と安全利用のための知識って無いことが多いみたいで、たとえば自転車保険の加入は義務で、誰かをケガさせたら約1億円の賠償金が発生することもあるし、ヘルメットかぶるのも努力義務になってて、かぶってなかったら自転車で大ケガすることもあってほんまに危ないし、だから保険に入らんとヘルメットかぶってへん人がおったら、「保険とヘルメットあったら安心やでー」って教えたってほしいねんけど、教えたいといえば、夜はライトもちゃんと点けとかないと危ないし、点けてなかったら5万円以下の罰金やし、一時停止の標識がある交差点やと停止線の手前で止まらなかったら5万円以下の罰金とかにもなるし、ながらスマホも5万円以下の罰金になるって知ってる？5万円ってかなり大きい額やけど、お金なんかよりも、自分や周りの人がケガしてしまうのが1番怖いことやから、ほんっっまに気を付けてな！あ、ちなみに5万円あったら、たこ焼き1000個くらいは食べられるらしいで、知らんけど。略してジテシラProject』
関西弁で長々と書いてありますが、要は「自転車保険に加入しよう」「ヘルメットを着用しよう」など、自転車を安全に利用するための広報啓発活動が主な内容です。
これだけ長いと嫌でも目立ちますし、今まで自転車の利用ルールを気にしていなかった人の目にも留まりそうですね。
【名称】ジテシラProject（略称）
【概要】大阪府と民間企業が連携して自転車の安全利用に関する情報を発信する
【実施期間】2024年2月〜2026年7月
【参画メンバー】大阪府／au損保／サイクルベースあさひ／OGK Kabuto／ABCラジオ
【公式サイト】大阪府ジテシラProject
ジテシラProjectの目標
ジテシラProjectでは以下の2つの目標を掲げています。
・自転車保険の加入率75%
・自転車のヘルメット着用率の向上
大阪府では自転車保険の加入率が70.5%（2023年1月時点）となっており、更なる加入率の向上を目指しています。
さらに、ヘルメットの着用率は5.5%（2023年1月時点）と非常に低く、47都道府県中46位となっているため、急ピッチでの啓発活動が求められています。
また、大阪府では交通事故全体に占める自転車事故の割合が34.7%（2022年時点）と全国平均の1.5倍になるほど、自転車事故が多いため、自転車の安全利用に関する情報発信も必要な状況です。
ジテシラProjectの主な施策
ジテシラProjectで実施されている主な施策を紹介します。
どのような形で情報発信が行われているのかを知って、気になるものがあったらチェックしてみてください。
ラジオコーナーで情報発信
ABCラジオで放送されている「ドッキリ！ハッキリ！三代澤康司です」の番組内にて、「ジテシラProject」によるコーナー『みよちゃんの自転車でGO！（毎週木曜日 10:20頃）』が放送されています。
自転車にまつわる川柳やサイクリングコースの紹介、ヘルメットに関する豆知識など、自転車に関連する幅広い情報を扱っています。
各所でイベントを開催
自転車の交通安全に関する体験型のイベントも各所で開催されています。
実際に自転車に乗りながら交通安全に関して学べたり、ゲストを招いたトークショーなどでより詳しい情報を発信したりしています。
自転車の安全利用に関する情報コンテンツを発信
ジテシラProjectの公式サイトでは、自転車保険やヘルメット着用に関連する情報コンテンツが公開されています。
中には参画企業のコンテンツも扱っており、OGK Kabutoの自転車ヘルメット着用啓発広報動画「カブト、かぶろ。」や、au損保の「自転車保険の加入義務化ってなに？」などもチェックできます。
まとめ
大阪府でスタートした自転車の安全利用に関する「世界一長い名称のプロジェクト」を紹介しました。
プロジェクトの名称はかなりふざけていますが、内容は至って真面目で自転車保険の加入率向上→ヘルメットの着用率向上を目指しています。
大阪府にお住まいで日常的に自転車を利用する方は、「ジテシラProject」をチェックしてより一層自転車の安全利用に対する意識を高めてみましょう。
