サイクリスト同士で気持ちよく走るためのマナーを把握しよう!
サイクリスト同士ですれ違うと会釈をしたり、手を振ったりして挨拶をすることがありますよね。
何気ないではありますが、挨拶されるだけでも気分が良くなりますよね。
そこで今回はサイクリスト同士で気持ちよく走るためのマナーについて解説していきます。
挨拶だけではないマナーを把握して、お互いが快適にサイクリングを楽しめるようにしてみてください。
前の人を追い抜くときのマナー
走っている最中に前を走っている自転車を追い抜くといった状況に出くわすことも多いです。
前の人のペースが自分よりも遅いと、すぐにでも追い抜きたくなってしまうはずです。
しかし、いきなり猛スピードで横を追い抜いて行かれると相手としても不快な思いをしてしまうかもしれません。
相手を気遣って以下のポイントを抑えた上で追い抜きをしてください。
相手との間隔を空けて追い抜く
追い抜く際は相手との距離を十分に空けてください。
車が自転車を追い抜くときには1.5m以上の距離を空けることが求められますが、自転車に関しても同様だと考えてください。
接触スレスレで追い抜くと相手に危険が及ぶ可能性も高いですし、恐怖感も与えてしまいます。
人によっては煽られていると感じるかもしれないので注意してください。
抜く前に声をかける
前を走っている自転車が後ろにいる自分の存在に気がついていない可能性もあります。
その状態で追い抜こうとすると、前の自転車がいきなり横に流れて衝突してしまう危険性もあります。
そのため、追い抜く際は相手に聞こえる程度の声をかけた上で、相手が反応したのを確認して安全に追い抜いてください。
抜いた後にハンドサインを出す
相手を追い抜いたあとはハンドサインなどを出して挨拶をしてみてください。。
ただ黙った追い抜いていくよりも、道を譲ってくれたことへの感謝を表す方が気持ちよく走れますよね。
後ろに人がいるときの立ち振る舞い
自分の後ろに知らないサイクリストがいる場合、どのような立ち振る舞いがスマートなのかを解説していきます。
相手の対応によっても異なりますが、道路状況や互いのスピードを判断しながら適切な対応をしてください。
追い抜いてもらうなら左端による
後ろを走る自転車が追い抜こうとしているのであれば、タイミングを見計らって左端に寄ってください。
その際には、ハンドサインを出したり、後ろを振り向いてアイコンタクトを送ったりすると「抜いてください」という合図を相手に示すことができます。
互いのタイミングを合わせて抜いてもらえれば安全ですし、互いに気持ちよく走ることができるでしょう。
自分が前を走るなら後ろに気を遣って走る
後ろにいる相手が追い抜かず後ろを走る続ける場合は、相手に気を遣いながら先導するようにしてください。
無闇な急制動を行うと追突の危険があるので控えた方がいいですし、交通ルールを無視した走りなどはもってのほかです。
その他にも、手信号などを使って右左折や停止、障害物の有無などを示すことで、より安全に走ることができるでしょう。
手信号はするべき?
自転車には自分の挙動を示すための手信号が存在します。
しかし、あまり認知をされていないことが多かったり、サイクリストによって使い方がバラバラだったりするため実用性には疑問があります。
ただ後続を走る人に対して合図を送ること自体は非常に重要です。
大切なのは手信号を出すだけで満足するのではなく、必要に応じて目視による確認やアイコンタクト、声かけなどを駆使して、正確な合図を相手に送ることです。
そのため、見知らぬ人が後ろを走っている場合には相手に伝わるかどうかを考えた上で手信号を使ってみてください。
まとめ
サイクリスト同士で気持ちよく走るためのマナーについて解説しました。
すれ違いざまの挨拶だけでなく、さまざまなマナーを意識することで見知らぬサイクリスト同士でも気持ちの良いコミュニケーションを取りながら走ることができます。
走行中のストレスを減らすことは安全にも繋がるので、今回ご紹介したマナーを実践してみてください。