リムブレーキのロードバイクって今どれぐらいある?
ディスクブレーキのロードバイクは2010年代ぐらいから作り始められ、2010年代後半に大手が本格的な参入を果たしました。
ブレーキ性能の高さに加えて、軽いタッチなど従来のリムブレーキを上回るスペックが支持を集め、プロのレースだけでなく、一般のライダーもディスクブレーキを使うのが当たり前になっています。
現在では、逆にリムブレーキのモデルが少なくなっているほどで、ディスクブレーキのシェアは相当大きいと言えるでしょう。
しかし、リムブレーキにはディスクにはない良さもありますし、「私はまだまだリムブレーキ派」という人もいるはずです。
そこで今回はリムブレーキのロードバイクは今どれぐらいあるのか調査してみました。
【2023年9月時点】各メーカーのリムブレーキモデル
2023年時点で各メーカーのラインナップしているリムブレーキモデルを紹介していきます。
主要メーカーでのリムブレーキの扱いはどのようになっているのか詳しくみていきましょう。
COLNAGO
COLNAGOでは一般の現行モデルは全てディスクブレーキが採用されており、クラシックモデルのMASTERだけリムブレーキが採用されています。
クロモリフレームのクラシックモデルであればリムブレーキはまだ生き残っていくでしょう。
しかし、主要モデルは全てディスクになっているため、ブレーキに関する選択肢はありません。
【リムブレーキモデル】
・MASTER
『COLNAGOのモデル一覧』https://www.colnago.co.jp
Cervelo
Cerveloでは全てのラインナップでリムブレーキモデルがなくなっています。
全てのモデルがディスクブレーキ車となっており、中小規模のメーカーでは既にリムブレーキからディスクブレーキの完全な切り替えが行われているようです。
【リムブレーキモデル】
・なし
『Cerveloのモデル一覧』http://www.eastwood.co.jp/lineup/cervelo/
FELT
FELTでは、クロスバイクの「VerzaSpeed」のみリムブレーキが採用されています。
ロードバイクは全てディスクブレーキが採用されているため、こちらに関してもディスク化の流れは顕著です。
【リムブレーキモデル】
・VerzaSpeed
『FELToのモデル一覧』https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/onsale/
LOOK
LOOKでも主要モデルは全てディスクブレーキが採用されています。
クライミングバイクの「785ヒュエズ」などは、軽量なリムブレーキが採用されていてもおかしくはないと思ったのですが、こちらもディスク車となっています。
それだけディスクブレーキの性能が上がってきているのと、ダウンヒルでの有用性が高いと言えるのでしょう。
【リムブレーキモデル】
・なし
『LOOKのモデル一覧』https://www.eurosports.co.jp/bike/index.html
LAPIERRE
LAPIERREでは、エントリーモデルの「SENSIUM 1.0/2.0」のみは、リムブレーキが採用されていました。
初めてのロードバイクでディスクブレーキは若干尻込みする人も多いですが、リムブレーキの選択肢があると安心ですね。
【リムブレーキモデル】
・SENSIUM 1.0/2.0
『LAPIERREのモデル一覧』http://www.eastwood.co.jp/lineup/lapierre/
RIDLEY
RIDLEYでは、主要モデルは全てディスクブレーキが採用されています。
元々、中上級者向けのモデルが中心となっていたブランドでもあるため、購入層を考慮してディスク1本に絞っているのかもしれません。
【リムブレーキモデル】
・なし
『RIDLEYのモデル一覧』https://ridley-bikes.jp/products/
GIOS
GIOSでは、クロモリフレームのモデルが多いことから、リムブレーキ車が数多くラインナップされています。
初めての方向けの手ごろなエントリーモデルも多いので、リムブレーキ車で選ぶならGIOSがおすすめです。
【リムブレーキモデル】
・23 FELLEO
・23 AIRONE DISC
・23 AIRONE
・23 FENICE
・23 SIERA
・23 SETTANTA
・23 COMPACT PRO
・23 VINTAGE
・23 VINTAGE PISTA
『GIOSのモデル一覧』https://www.job-cycles.com/gios/collection/index.php
クラシック/エントリーモデル以外ではリムブレーキがほぼない
ここまで各メーカーのリムブレーキモデルを調査しました。
全体の傾向として中小メーカーはほぼ全てディスクモデルのみのラインナップに振り切っているようです。
リムブレーキのモデルは「エントリー向け」や「クロモリ車」に限られており、20万円以上の中級者モデルではほぼなくなっているといえるでしょう。
日本メーカーの「ブリヂストンサイクル」や「コーダブルーム」であれば、他社と比べてリムブレーキ車が多いのですが、大手でもディスク化の流れは進みきっているようです。
中には、トレックのようにハイエンドのリムブレーキ車の生産終了を発表するメーカーもあります。
https://twitter.com/TREKJapan/status/1137898232590159874
リムブレーキ車が完全になくなることはありませんが、現時点で選択肢がかなり狭まっているのは事実です。
まとめ
各メーカーのリムブレーキのモデルを調査しました。
ディスクブレーキが普及して10年近く経ちますが、リムブレーキからディスクブレーキへの切り替えは相当進んでいるようです。
今でも根強くリムブレーキを愛用している人も多いですが、今後も使い続けていくならパーツの確保などを今のうちから始めた方がいいかもしれません。