ミニベロでしかできないサイクリングスタイル
コンパクトでおしゃれな見た目が支持を得ている「ミニベロ」ですが、ロードバイクに乗っている人からしてみれば「スピードが出ない」「タイヤが小さくてフラフラする」など、ネガティブなイメージを持っているのではないでしょうか。
しかし、ミニベロにはミニベロでしかできないサイクリングの楽しみ方があるので、サイクリストとしてはそれを開拓しないのはもったいないですよね。
そこで今回はミニベロでしかできないサイクリングスタイルを紹介します。
ミニベロとは
ミニベロはフランス語で「Mini Velo(小さな自転車)」を意味するもので、一般的にはタイヤの小さな自転車のことです。
タイヤのサイズは20インチ以下のものが多く、一般的な自転車のタイヤが26〜27インチなのと比べると見た目はかなりコンパクトです。
小回りの効く走りが特徴で持ち運びに便利な折りたたみタイプなど、さまざまな種類があります。
ミニベロでサイクリングをするメリット
ミニベロでサイクリングをするメリットとしては以下の4つです。
①スピードを気にせずゆったり走れる
②車道を走って危険な思いをしなくていい
③景色を楽しみながら走れる
④電車を車に乗せて遠出するのが楽
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
スピードを気にせずゆったり走れる
ミニベロはあまりスピードが出ない分、スピードを出すことにプレッシャーを感じる必要がなく走れます。
ロードバイクだと速く走らなければならないという固定観念に縛られて、余裕を持って走ることができません。
しっかり走らないといけないと思うと、サイクリングが楽しめなくなってしまうかもしれません。
ミニベロであればそもそもスピード出す必要がないので、自分のペースでサイクリングが楽しめます。
車道を走って危険な思いをしなくていい
ロードバイクで車道を走って危険な思いをしたことがある人も多いはずです。ミニベロであれば無理をして車道を走る必要がないので、安全にサイクリングが楽しめます。
危ないと思ったら歩道をゆっくりと走ればいいので、怖い思いをすることもなくリラックスして走れるでしょう。
景色を楽しみながら走れる
ロードバイクだとスピードが出るため景色がすぐに流れていき、あまり楽しめないというケースが多いです。
サイコンと目の前の視界に気を取られてばかりで、足を止めないと景色を楽しむことができないのですが、ミニベロであれば景色を楽しみながらゆっくりと走れます。
自分が走っている周辺の景色や雰囲気を楽しみたい場合は、ミニベロでゆったりと走るのがおすすめです。
電車を車に乗せて遠出するのが楽
折りたたみタイプのミニベロであれば、電車や車に乗せての移動も楽にできます。
お出かけ先でサイクリングを楽しむ場合や旅行先で観光をする際にも、自転車での移動が可能になります。
ロードバイクを輪行するよりもずっと楽なので、遠出してサイクリングを楽しむ場合にはミニベロもおすすめです。
ロードバイクとミニベロの併用がおすすめ
ここまでミニベロの良さを紹介しましたが、当然ながらミニベロにもデメリットはあるので、ロードバイクとの併用がおすすめです。
ロードバイクとミニベロを併用すれば気分や目的に応じて、さまざまなスタイルでサイクリングが楽しめます。
では、それぞれの自転車がどのようなサイクリングに向いているのか詳しく見ていきましょう。
長距離走行はロードバイクが圧倒的におすすめ
長距離走行であればやはりロードバイクが圧倒的におすすめです。
ミニベロでは10km以内の移動に向いていますし、長くても30km程度が限界です。
それ以上のサイクリングをする場合には、走行性に優れるロードバイクを選んでください。
気軽に出発してフラっと走るならミニベロ
ミニベロは、ロードバイクほど走る前の準備も必要ないですし、ジャージをきっちり切る必要もありません。
カジュアルな格好で気軽に出発できますし、目的地を定めずにフラッと走るのにも向いています。
旅行先で観光するならミニベロが向いている
旅行先での移動手段で自転車を使うならミニベロがおすすめです。
折りたたみ式なら新幹線にも乗せられますし、持ち運んでの移動もそこまで大変ではありません。
観光地で自転車が使えれば行動範囲がかなり広がりますし、ミニベロなら駐輪しても盗まれるリスクがそこまで高くありません。
坂を登ったりするならロードバイク
坂道を走る場合にはロードバイクの方が向いています。
やはり上り坂での走行性や軽量性はロードバイクの方が上ですし、ミニベロの小さなタイヤで下り坂を走るのは注意をしないと危険です。
サイクリングで走るコースを確認した上で使う自転車を決めてください。
まとめ
ミニベロでしかできないサイクリングスタイルを紹介しました。
ロードバイクの”スピード”に窮屈さを感じている人は、ミニベロで肩の力を抜いたサイクリングを始めてみるのもおすすめです。
ミニベロとロードバイクを使い分けながら、幅広いスタイルでサイクリングを楽しんでみてください。