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タイヤの空気圧を低めに設定して走るメリット

ロードバイクのタイヤの空気圧は「高ければ高いほど良い」というイメージを持っている方が多いはずです。

確かにロードバイクのタイヤは一般的な自転車と比べて空気圧が高めに設定されているため、「空気圧が高い=良い」と思い込むのも当然でしょう。

しかし、近年のトレンドでは、タイヤの空気圧は低くても良いことがわかっています。

今回はタイヤの空気圧を低めに設定して走るメリットを解説します。

タイヤの空気圧を低く設定するメリット

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タイヤの空気圧を低く設定して走るメリットは主に以下の3点です。

・路面の振動吸収性はアップする
・空気圧も落としても走行性は損ねない
・グリップが向上して安全に走れる

では、1つずつ詳しくみていきましょう。

路面の振動吸収性はアップする

タイヤの空気圧を低めに設定すると、路面からの振動を吸収しやすくなるため、乗り心地が快適になります。

空気圧が高いと路面からの振動を吸収できず、跳ね上がるような形になってしまうため、ライダーに振動が直接伝わってしまいます。

低めの空気圧にしておくと、路面に設置している部分が適度に変形することで衝撃を吸収してくれます。

ロングライドで手やお尻の痛みを抑えるなども効果も期待できるでしょう。

空気圧も落としても走行性は損ねない

空気圧を低くすると速さに悪影響があると思われがちですが意外にそうではありません。

むしろ空気圧が高い状態でスピードを出すと、路面からの衝撃でバイクが大きく揺れてパワーロスが生じてしまいます。

おそらくトラック競技場などの完全に路面がフラットな場所であれば、空気圧が高い方が効率的に走れるかもしれません。

ただ、さまざまな路面状況と出くわすサイクリングにおいては、低い空気圧のタイヤの方が総合的に走行性能を高められます。

グリップが向上して安全に走れる

空気圧が低いと路面との接地部分が変形することで、接地面積が大きくなり、グリップ力が向上します。

速いだけでなく、より安全に走る上でも空気圧を低めに設定するメリットがあります。

タイヤの空気圧を低くするときのポイント

タイヤの空気圧を低めに設定するときは以下のポイントを意識してください。

・ライダーの体重によって適正空気圧は異なる
・適正空気圧の下限を下回る設定はNG
・路面状態が悪い道ほど空気圧を低めにした方がいい

ポイントを抑えた上で空気圧の調整をしていきましょう。

ライダーの体重によって適正空気圧は異なる

ライダーの感覚によって適正なタイヤの空気圧は異なるのですが、1つの基準となるのがライダーの体重です。

体重が重い人は空気圧を下げすぎるとタイヤが変形しすぎてパンクなどのリスクも生じるため、ほどほどの設定が求められます。

逆に体重が軽い人は空気圧が高いと路面からの突き上げでバイクが振動するため、空気圧を落として振動吸収を優先するのがおすすめです。

その他にも、バイクツーリングで荷物を載せている場合など、状況に応じて調整してみましょう。

適正空気圧の下限を下回る設定はNG

空気圧を下げるとさまざまなメリットはあるものの、メーカーが設定する適正空気圧の下限は下回らないようにしてください。

適正空気圧はタイヤの側面に範囲が記載されていますが、下限を下回るとリム打ちパンクのリスクがあるだけでなく、ダウンヒルなどの高速域でタイヤが外れる可能性もあります。

大怪我に繋がるリスクもあるため、空気圧は必ずメーカーが指定する範囲で行ってください。

路面状態が悪い道ほど空気圧を低めにした方がいい

路面の状態が悪い道ほど振動が大きくなるため、タイヤの空気圧を下げて吸収できるようにした方がいいです。

普段走っている道の特性やオフロード気味の場所を走る機会がある時など、空気圧を低めに設定してみてください。

タイヤの空気圧を調整して乗り味の変化を感じてみよう

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タイヤの空気圧は高いのが正義ではなく、低めの設定にもさまざまなメリットがあります。

大切なのは空気圧を調整しながら乗り味の変化を感じながら、自分に合った設定を見つけることです。

例えば、サイクリングの度に空気圧を1barずつ変えてみたり、空気圧の上限と下限で比較したりすると、乗り味の変化を感じやすくなるでしょう。

変化がわかるようになってきたら、前後の空気圧を変えて調整するなどして、自分にぴったりなセッティングを見つけてみてください。

まとめ

タイヤの空気圧を低めに設定するメリットを解説しました。

「空気圧=高い方が良い」と思っていた方は、空気圧を低めに設定するメリットを理解した上で、設定を見直してみるといいでしょう。

今回の記事を参考にして、自分に合ったタイヤの空気圧を見つけてみてください。

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