ドローンの自動追尾機能でサイクリング映像を撮影する
サイクリング動画の撮影方法は、アクションカメラを自転車に取り付けるものが一般的です。
しかし、最近ではドローンを使って空撮によるサイクリング動画の撮影を行う方法もできるようになっています。
ドローンを使えば、さまざまなアングルによる撮影も可能ですし、自動追尾機能によって走っている自分の姿を撮ることもできます。
今回はドローンの自動追尾機能でサイクリング映像を撮影する方法について紹介します。
ドローンの自動追尾機能でサイクリングの自撮りが可能

ドローンには、自動追尾機能という操縦をしなくても、被写体を自動で追尾する機能が備わっています。
被写体の動きに合わせてドローンが自動で移動し、アングルを調整してくれます。
では、具体的にどのような映像が撮影できるのか、実際の動画と共にみていきましょう。
ライダーの後ろをドローンがついてくる
最もポピュラーなのは、ライダーの真後ろをドローンが追尾する撮影方法です。
二人称視点のサイクリング動画が撮影できるため、アクションカメラとはまた異なる魅力が出せるでしょう。
俯瞰的な視点で撮影できる
ライダーの近くを追尾するだけでなく、離れた場所で俯瞰的なアングルの撮影も可能です。
DJIドローンのクイックショットがターゲット追尾してくれて楽しすぎる!【MAVIC MINI / DJI MINI 2】ロードバイク ツーリング 秋田~青森編
機種によっては俯瞰映像でも被写体を追尾できるため、鳥の目のようなアングルでサイクリング動画が制作できます。
オフロードの迫力満点な映像も可能
MTBでオフロードコースを走る映像をドローンで撮影することもできます。
【ドローン撮影】1人で自転車ドローン撮影ができる時代に!複雑な規制や手続きがほとんど無く、簡単に飛ばせる100g未満のトイドローンを飛ばしてみた!【HOVERAir X1Smart】
高性能なドローンであれば、より高速かつ正確な移動ができるため、カーレースのような迫力満点の映像が撮れるはずです。
自動追尾機能があるドローン
自動追尾機能があるドローンは主に以下の3機種です。
・DJI Mini 4 Pro
・DJI Air 3
・GFORCE INGRESS BEYOND
DJI製のドローンには「Active Track」という機能が備わっており、常に被写体にカメラを向けた状態で飛行できます。
優れた障害物検知機能も備えているため、安全にシネマティックな映像を作り出せます。
GFORCEには「フォローミーモード」が搭載されており、機体と操縦者と一定の距離(5m)をとった状態で、機体が自動で追尾します。
操縦者の後ろを追うようなアングルでの撮影が可能です。
ドローンの自動追尾機能でサイクリングを撮影する際の注意点
ドローンの自動追尾機能でサイクリングを撮影する際は、以下の3点に注意してください。
①法律に違反してはいけない
②撮影場所に第三者を入れない
③撮影時には事前の許可申請が必要
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
法律に違反してはいけない
ドローンを飛ばす際は、各法律を遵守しなければなりません。
例えば、公道上でドローンを飛ばす場合、道路交通法に抵触するため、事前に道路使用許可を得なければなりません。
さらに、自動追尾機能を使ってドローンを飛ばす場合、目視外飛行に該当し、航空法に抵触するため、事前の許可申請が必要です。
その他にも、都道府県条例や施設の利用ルールなど、さまざまな飛行ルールを遵守した上でドローンを飛ばさなければなりません。
撮影場所に第三者を入れない
ドローンを飛ばしている周辺に第三者を入れないようにしてください。
第三者が歩き回る中でドローンを飛ばすのは非常に危険ですし、航空法にも違反してしまいます。
そのため、ドローンを飛ばす際には、周辺に人がいないかを確認したり、第三者が入らないようにフェンスや看板を設置したりなどが必要です。
撮影時には事前の許可申請が必要
自動追尾機能を使ったドローン飛行は、目視外飛行に該当するため、事前に許可申請を行わなければなりません。
許可申請なしに航空法に抵触するドローン飛行を行うと、罰則が課せられるので注意してください。
まとめ
ドローンの自動追尾機能を使ったサイクリング映像の撮影手法について紹介しました。
サイクリングの動画を客観的な視点で撮影ができますし、ドローンならではの動きのある映像や、鳥の目のような俯瞰的なアングルなど、さまざまな撮影が可能になります。
ドローンのテクノロジーがより発展すれば、今回紹介したような撮影手法も一般的になるかもしれません。
テクノロジーに興味がある方は、ドローンを使ったサイクリング映像の撮影手法をチェックしてみてください。