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憧れのパーツブランド「GOKISO」について紹介

ロードバイクに乗られている方であれば一度は「GOKISO」というパーツブランドの名前を耳にしたことがあるかと思います。

主にホイールの中心部にある「ハブ」を手がけているメーカーでもあり、極めて高い回転性能から”憧れ”の存在として君臨しています。

性能だけではなく価格についても飛び抜けており、気軽には購入できない点もブランドとしての価値を高めているかもしれません。

今回はそんな憧れのパーツブランド「GOKISO」について紹介していきます。

GOKISOとは

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GOKISOは、愛知県にある精密機械メーカー「株式会社近藤機械製作所」から誕生した自転車部品ブランドです。

精密な金属切削加工や航空機ジェットエンジン用の軸受なども手がけるなど、高い技術力を有している会社です。

GOKISOの名前は会社発祥とも関連している愛知県名古屋市の御器所町に由来しています。

御器所町は環状になっている名古屋市営地下鉄の丁度中心部に位置する地域でもあり、上から見るとホイールの中心部にある「ハブ」のように見えることから名付けられました。

GOKISOのハブの特徴

GOKISOのハブの特徴を解説していきます。

さまざまな技術が詰まったモノづくりの結晶でもあるブランドを知っていきましょう。

とにかく回る

GOKISOが徹底してこだわっているのが「回転のスムーズさ」であり、材質から構造、形状などを1から考え抜くことで、驚異的な性能を実現しています。

回転性能においては時速303kmでも耐えられるほどでもあり、回転の滑らかさは使うだけで他のライダーのアドバンテージになるでしょう。

さらに軸受に使われている鋼球についても、直径2mm以下の精密機械用の高品質な素材を使用しており、他の商品よりも極めて高い真球度によって摩擦抵抗を低減し、回転性能を飛躍的に高めています。

驚くほど回るGOKISOのハブは、その回転性能の高さから漕ぎ出しのスムーズさや高速域での即時維持など、あらゆる面で圧倒的な違いを感じることができます。

価格が高い

ハブとしては考えられないほどの価格の高さもGOKISOを憧れのブランドにしている理由と言えるでしょう。

SHIMANOのデュラエースのハブですら1万円〜2万円程度で市販されているのに対して、GOKISOはハブ単体で30万円近くします。

上位グレードになると60万円以上するモデルもラインナップされており、極めて高い性能と詰め込まれた技術力が価格からも伺えます。

メーカー独自の高い技術力

GOKISOを手がけている会社は航空機用のジェットエンジンを生産するなど、技術力の高さに強みを持っています。

回転性能だけでなく、ハブから衝撃を吸収させる構造を盛り込んでおり、振動による抵抗を抑えて滑らかな走りを実現しています。

例えば、一般的にはハブの両端左右一対に軸受が配置されるのに対して、GOKISOのハブは片側だけで2つの軸受を配置する「ダブルベアリング構造」を採用しています。

片側に軸受を2つ配置することで耐荷重性を向上させ、上下方向の振動を最小限に抑えることに成功しました。

さらに、軸受の周りに弾性体サスペンション向上を設けており、ハブボディと軸受の間に0.5mmほどのすき間を設けることで衝撃を吸収させることができます。

このような技術を盛り込み、地面から受ける振動を最小限に抑えることで、他にはできない滑らかな走りを可能にしています。

GOKISOを体験してみたい人は?

GOKISOの凄さは理解できましたが、いざ購入するとなると価格がどうしてもネックになりますよね。

それでも一度はGOKISOの凄さを体験してみたいという人は多いはずです。

そんなGOKISOの凄さを味わってみたいと思っている方は、試乗会に参加してみることをおすすめします。

GOKISOでは、さまざまなサイクルイベントやショップで試乗会を開催しています。

公式Twitter「@GOKISO_Bicycle」をチェックすれば、最新の試乗会の情報も入手できるので、お近くで開催される場合は見逃さないようにしてください。

まとめ

憧れのパーツブランド「GIKISO」について紹介していきました。

究極の回転体と言われるさまざまな技術が詰め込まれた最高のハブ。皆さんも一度は体験してみたいと思ったのではないでしょうか。

GOKISOでは全国のイベントやショップでさまざまな場所で試乗会や展示会を開催しているので、見かけた際はその驚きの性能を体験してみてください。

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